• 2014年 新卒入社
  • よーじやコスメティック 藤原 志帆

入社の経緯

藤原 志帆

通っていた医療系専門学校の求人に『よーじや』の名前を見たときは、土産売場でのレジ対応を想像したのですが、コスメスタッフの写真に興味を抱きました。
社寺などの古い建物が好きで「京都に住んでみたい」という漠然とした憧れがあったことも手伝って、さっそく祇園店にファンデーションを買いに行きました。

兵庫県北部で生まれ育った私は、実は『よーじや』の看板商品である「あぶらとり紙」も知らなかったんです。
田舎者だったので、専門学校でメイクの授業を受けていてもまるで化粧っ気がなく、メイク道具を揃えたのも『よーじや』に入社してからです。
初めて店舗を訪れたときも、緊張しすぎていて、スタッフさんが「色合わせしましょうか?」と声をかけてくださったのに、冷たい態度を取ってしまったくらいでした。

けれど、そのとき買ったパウダーファンデーションの使い心地が本当に良くて、京都の有名なお土産屋さんというイメージが一瞬で覆りました。
それまで、乾燥肌の私はパウダーのファンデーションは粉を吹くという印象を持っていましたが、『よーじや』のものは全くそんなことがなく、粒子がとても細かいので肌の調子が悪くてもしっかりのってくれますし、崩れにくいため、ずっと愛用し続けています。

お客様と結ぶ「ご縁」こそがおもてなしの喜び

藤原 志帆

入社後、最も賑やかな祇園店に配属されました。
同店には憧れの先輩がたくさんいて、3,4年後にはこうなれるのかな?と思いながら、その背中を追いかけていました。
その後、大丸京都店を経て、京都ホテルオークラ店を任されました。
店長として三条店へ異動し、スタッフが増えたことで、「言いたくないけど言わなきゃいけない」「これを言ったらどう思われるかな」と悩むことも多く、今なお教えることの難しさを痛感しています。

そんな中、おもてなしにおいて心がけていることは、お客様の目をきちんと見て、「いらっしゃいませは元気よく、最後のお見送りはしっかりと」。
観光で来られている方も多いので、旅の良い思い出の一端を担えるように気を配っています。
敢えて外に出て人と接することを自分に課すほどの人見知りですが、接客は好きです。

祇園店で偶然二度続けて接客をさせていただいた60代のご夫婦と打ち解け、異動後も大丸京都店まで足を運んでくださり、京都ホテルオークラ店へ移ったときも「私たちは藤原さんのいるところに行きますよ」とおっしゃってくださったんです。
そうして自らを目指してお越しくださるお客様とご縁を結べるよう、これからも心を砕いた接客を続けていきます。

今までにない『よーじや』をつくるという役割

藤原 志帆

2018年夏に移転リニューアルした三条店は洗練された内装で、お土産屋というイメージからの脱却を期待せずにはいられません。
3階にはエステルームを設置し、新たなサービスをご提供していきます。
エステを受けてくださったお客様からの「気持ちよかったです」というお言葉がうれしいのはもちろんのこと、フェイシャルエステ後のフルメイクは仕上がりが全く違います。
その完成度の高さに私自身が興奮するほど。
一人でも多くのお客様にその違いを実感していただきたいです。

京都ホテルオークラ店にエステルームとギャラリーが新たに併設されることもあり、『よーじや』のコスメティック部門がますますパワーアップしていく中で、店長として新人スタッフを率いて新生三条店をつくり上げていきます。
まずは、ご家族やご友人に配るものではなく、ご自身が愛着を持って使うものとしてお買い上げいただけることを目指し、「小分け袋は要りません」と言われるくらいになれればと思っています。
新しいことに挑戦しながらも、古き良きものを大事にし続けている『よーじや』精神を受け継ぎ、育み、伝えていきたいです。